ひぐらしのなく頃に第15話祭囃し編其の弐「蠢き」の感想。今回も三四ちゃんのターンです。
三四の凄絶な過去その2。相変わらず酷いなあ・・・しかし一二三先生によって救出され、彼女に幸せな時間が訪れます。一二三先生も情報が少ないのによくあんなに迅速な対応がとれたな。小泉先生にでも頼んだのでしょうか。
祖父となった一二三先生を尊敬し、彼の行っていた雛見沢症候群の研究の成功を心から願っていた三四。しかしそんな願いも空しく、研究が明るみに出ることを快く思わない勢力の圧力によって祖父の研究は一笑にふされてしまいます。アニメでは詳しくは伏せられていましたが、あの病気が戦争の発端になったなんて事実発覚したら確かにヤバイかも。もみ消されるのも仕方ないか。失意のうちに亡くなった祖父の無念を晴らすため、三四は研究を受け継ぐことを決意します。祖父の業績を世の中に知らしめ、祖父を「神」にするために・・・。
神を憎み自分の力で運命を切り開き生きてきた三四ですが、あの時の十円がなかったら今の自分はいない。それだけは貴方に感謝すると古手神社でお礼を言おうとするとそこに羽入が現れます。自分達の前に強い意志を持って常に立ちはだかり続ける三四の存在にようやく気付いた羽入は強い口調で彼女に宣戦布告。そして三四もまた「私は私の信じる未来を決して譲らない」と羽入に言い放つのでした。でも羽入は普通見えない存在だから側から見るとスゴイ痛い人になっちゃうのでしょうな(笑)。雛見沢症候群ではない三四さんに羽入が見えるのは互いの強い意志がなせるわざかな。
さて次回からようやく舞台は雛見沢に戻るのでしょうか。皆殺し編では最悪な印象しかなかった三四さんですが、こうしてみると彼女の言い分も理解できる部分もあるんですよねえ。かといって目的のためには手段を選ばないという考え方はどうかなと思うのですが・・・。「祖父の名誉」と「生への執着」一体どちらの想いが勝つのか、次回も期待しましょう。