いまさらですがゼロの使い魔〜双月の騎士〜最終話「さよならの結婚式」の感想を書いてみます。
アルビオンの執政官、シェフィールドの策略によってトリステイン軍は一転大ピンチ。混乱するトリステイン軍に追い討ちをかけるべく、アルビオンは七万の大軍を率いて進軍を開始。トリステインは退却の準備を始めるのでした。
ルイズはアンリエッタを無事に本国に脱出させるため、殿としてアルビオンを食い止めて欲しいとマザリーニから頼まれます。その決意を知った才人は激怒、しかし皆を守りたいというルイズの強い意志を見た才人もまたある決意をします。最後に一杯やろうという才人にルイズは最後のお願いをするのでした。ちょっと気になったのですが、ルイズ達ってまだ未成年じゃ・・・酒飲もうとしてるよ?まあ別にどうでもいいことですけど(笑)。
お願いとは結婚式。死地へと赴く前に才人との繋がりを確かなものにしておきたかったルイズ。才人もそれを了承し、二人だけのささやかな婚礼の儀を行います。才人はシエスタから貰った眠り薬を使い、ルイズを眠らせます。全ては大切な人のため、自らが犠牲となるという才人の下した結論でした。それをこっそり見ていたジュリオは才人から眠るルイズを受け取り、最後の戦いへと赴く才人の後姿を見送るのでした。漢が漢に惚れる・・・才人カッコいいよ才人。俺も惚れた(オイ「こっち」のジュリオはいい奴ですよねー「あっち」のがアレだっただけに(笑)。
港に迫るアルビオン軍にたった一人で突撃する才人。殿軍って才人一人だけかよ・・・おいおいちょっとは残してやれよトリステイン軍。マザリーニも酷い命令するよなあ、というか酷すぎですね。船の中で才人が一人で行ったことに気付き、戻ろうとするルイズですが、すでに出航してしまっておりルイズの哀しい慟哭だけが響き渡るのでした。
たった一人で七万の大軍に立ち向かう才人ですが、デルフリンガーとともにガンダールブの力を発揮して健闘するもやはり多勢に無勢、ついに囲まれてしまうのでした。それにしてもあの矢の回避はスゴイな・・・もはや人間ワザじゃねえ(笑)。力尽きた才人は愛する人の名を叫びながら爆煙の中に散っていきます。才人あんた漢だよ・・・。
しかし巨乳の妖精さんのお陰で一命を取り留めた才人。学院に戻り、皆からの祝福を受けるのでした。ルイズにも笑顔が戻り、めでたしめでたし。最後の終わり方はちょっと納得がいかなかったので端折りました。
最後に総評。なんか予定調和な感じの締め方(しかもかなり強引)でしたねえ。これで終わりならそれでもいいのでしょうが、もし第三期をやる気なのならこの終わり方はどうなんだろう。才人玉砕のシーンでエンドにしておけばよかったのでは・・・。もしハッピーエンドにするにしてもせめてもう一話追加して、今回の話は才人玉砕エンド、次の話で悲しみに暮れるルイズ→才人帰還で締めにすればよかったのに。余計なオリジナルエピソードなんかいれるからそうなる(怒)。あの締めで唯一収穫があったとすれば、妖精の声が能登さんということとルイズがSに目覚めたことくらいでしょうか(笑)。まあそれなりに楽しめたのでよしとしますが・・・これで終わりでいんじゃね?第三期とかやらんでも。才人玉砕のシーンまでが秀逸だっただけで実に惜しいですね。