ひぐらしのなく頃に第３・４話

ひぐらしのなく頃に第３話「無力」、第４話「予定調和」の感想です。


第３話は興宮タイタンズとの野球対決で、圭一の固有結界が発動します。とはいえゲーム版の固有結界に比べると押さえ気味だったかも。できれば圭一のケーキ＝少女発言は入れて欲しかった・・・無理か（笑）。この亀田君との激闘（？）をきっかけにここから「Ｋ伝説」は始まるわけですね。


幾多の転生を繰り返しても、決して逃れられぬ「死の運命」に諦観する梨花ちゃん。せめて仲間達、特に沙都子にだけは累が及ばぬよう自分の思いを殺し、今回また訪れるであろう死の運命を受け入れようとする彼女ではありましたが、真夜中の独り言を沙都子に聞かれてしまうのでした。今作の真の主役なわけですから、真梨花の割合が多くなってしまうのは仕方ない話なんですけどこうギャップがあるとなんか違和感がありますよねえ。窓辺で佇む姿とかどう見ても子どもには見えない（笑）。


それにしても雛見沢住民の沙都子への風当たりは酷すぎる。いくら裏切り者の娘だからって幼い少女である沙都子にあれはないな・・・坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってか。「個人」ではなく、「家」単位で物事を考える古き慣習ゆえでしょうか。あーいやだいやだ。


第４話は綿流し。諦めたとは言いつつも、やはり生への執着を捨てきれない梨花ちゃん。いつもとは違う出来事に「もしかして・・・」と期待を抱かずにはいられないのでした。しかしその微かな願いも虚しく、今回も綿流しの晩にひぐらしワールドの時報ことトミーさん達が死に、変わらぬ運命に梨花はただ泣き崩れるしかなく・・・。


梨花の独り言を聞き、梨花の異変に気付いた沙都子を筆頭に必死で手を差し伸べようとする仲間達ですが、その想いにすがりたいという気持ちを抑え、梨花は何も語ろうとはしないのでした。親友の身を案じ、彼女の苦悩を分かち合おうとする沙都子と親友を想うがゆえに何も語らず必死で耐える梨花。哀しいですね・・・彼女達のような幼い少女が背負うにはあまりに重過ぎる。この儚さが彼女達の可愛さにさらに拍車をかけているわけですが。しかし健気な二人に無常にも「運命の時」が迫ってきていたのでした・・・。


梨花と沙都子があまりにかわいそすぎ。必死で梨花を助けようと奮闘する沙都子がもう痛々しいなあ。圭一達は何をやっている（怒）。次回はいよいよクライマックスですね・・・なんか鬱展開な予感がしますが。次回も期待しましょう。