ながされて藍蘭島第４話

ながされて藍蘭島第４話「にげてのがれて、お姉様／おどろいて、悪霊」の感想。今回はあやねの姉にして主要キャラの年長者（あやね曰く行き遅れ）、まちが再登場の話とおばけ出現＆行人がオカルト完全否定派であることが判明する話の二本立てでした。


アバンであやねがうっかりまちの煎餅を食べてしまったことから物語は始まります。映像を見る限り、「食べちゃ駄目」の紙は煎餅の下に敷いてあったようですから、おそらくまちの確信犯的行動でしょう。そこまでしてあやねをいじりたいのね（笑）。


そこにちょうど用事でまち達の住む神社にやって来た行人とすず。他のメンバーと同じように行人はアプローチをかけられます。うーん・・・でも原作ではメンバー中一、二を争う行人へのアプローチをかけるまちですが、アニメではちょっとパワーダウンしているような・・・今回の話の中でもこの一回だけだったし、ちょっと残念かな。


まちは逃げたあやねを探しているらしく、秘伝の豆大福をエサに豆大福に目のないすずにあやね捜索を依頼するのでした。豆大福のこととなると人が変わるすずは獲物を狙う獣のようにあやねを追いかけます。行人を連れ逃げ回るあやね、新参者の行人にすら「どうせオチは見えてる」と言われ、行人にまちへの降伏を勧められますが、あやねはそれを拒否するのでした。あやねって究極のかませ犬キャラだからなあ、まちでなくてもいじりたい気持ちはわかるような気がします（笑）。あやねは執拗に追ってくるすずを豆大福で逆買収、まちの弱点を探るよう命じます。そしてあやね自身も行人とともに島民にまちの弱点を聞いて回ることに。


しかしりん達に聞くも有力な情報は得られずにいると、調査に行っていたすずが帰還、聞いてきた弱点は「心臓」・・・ま、まあそうね（笑）。しかもまちに逆々買収され、あやねの居場所をばらしてしまっていたのでした。背後から近づくまちでしたが、弱点がわからず悔しがるあやねがとっさに発した「行き遅れ」の言葉にショックを受けます。江戸時代の風習が残るこの藍蘭島では十三、四が結婚適齢期、つまり十八のまちはもはや行き遅れということになるらしい。でもあやねももうすでに十六で適齢期過ぎちゃってるからあまり人のこと言えないような・・・。


ようやくまちの存在に気づき、一気に血の気が引くあやねでしたがまちが大ダメージを受けていることを知り、鬼の首を取ったかのように発見した弱点をここぞとばかりピンポイント攻撃するのでした。しかし何事もやりすぎはいけない、案の定まちの逆鱗に触れ、あやねにはまちの怒りの式神攻撃が待っていました。やっぱり行人が言ったとおり、用意されたオチどおりになるあやねなのでした・・・合掌（笑）。


二本目はお化け話。うっかり封印を解いてしまい、悪霊にとり憑かれることになってしまったすず。しかしすずが病的に怖がる中、お化けなどの超常現象の類を全く信じない（というより信じようとしない）行人はそんなに怯えるのが理解できないといった様子。でもここまで強硬に信じない人も珍しい。頑固というか自分の持論を信じきっているからでしょうね。てなわけで悪霊を見ても全く動じない行人は悪霊を素手でのしてしまうのでした。悪霊にとってしてみれば除霊師よりも厄介な相手ですな（笑）。何せ存在全否定の完全スルーだし。


行人に諭され、反省した悪霊は帰って行きます。突然消えたり足がなかったりとあやね達はお化けだと主張しますが、あくまでも行人は信じずあれはしろくまと言い切ります。行人にオカルト関係は説明して無駄だと悟るあやねとすずなのでした。証明できないものは信じないという行人の信念もわからんではないですが・・・しかしここに住まう動物達を見てもわかるように、存在自体が超常現象といえるこの藍蘭島でその考え方は辛いような気がするけど。


今回はあやねの出番がいっぱいあってよかったです。ヒロインのすずよりサブヒロインが好きな自分にすればその筆頭であるあやねの出番が多いのは嬉しいかぎり。次回は一本に戻るようですね。これからも二本立てはあるんでしょうか。くまくま、ということはゆきの絡みのお話かな。期待しましょう。