銀魂第52話「人に会うときはまずアポを」の感想。盲目の居合い剣士・人斬り似蔵と銀さんがいよいよ激突します。
前回、神楽達は賀兵衛達に見つかってしまい、絶体絶命のピンチに。神楽が何とか窮地を脱しようと試みるも、似蔵の前に小手先は通用せず、ピンチは続くのでした。似蔵強いですねー銀さんもそうですが、高レベルの侍の皆さんはすでに人間の範疇超えちゃってるような気がしますね。夜兎の神楽とあんま変わんないじゃん(笑)。
長谷川が人としての尊厳を失っているそのそばで、新八はお房から過去を聞かされます。かつて賀兵衛の息子・勘太郎付きの使用人だったお房はいつしか勘太郎に惹かれ、二人で橋田屋を飛び出したのでした。しかし病が悪化した勘太郎は程なくして実家に連れ戻され、そのまま亡くなってしまいます。しかしお房のお腹に勘太郎との子ども(勘七郎)が宿っており、跡取りを失った賀兵衛は今度はその勘七郎を新しい跡取りにしようと企むのでした。
賀兵衛の行動がいいか悪いかは別にして、今まで築き上げてきたものを自分の血を引く者に継いで欲しいというのはわからないでもありませんけどね。守りたいものなんて人それぞれ、それが「家」だったり「家族」だったり。賀兵衛にとっては家を守ることがしいては家族のためになると思っていたのでしょう。それにしても乳飲み子を母親から引き離そうとするのはやりすぎだったかなあ。
そして勘七郎とともに橋田屋に乗り込んできていた銀さんがようやく到着、勘七郎をお房に渡すと似蔵といよいよ対峙します。初撃は全くの互角、どちらもダメージを受けるのでした。しかし勘七郎が賀兵衛の手に落ち、そのまま勘七郎を連れて逃走、銀さんの指示で神楽達は賀兵衛を追いかけます。
そして残った銀時と似蔵、達人二人のラストバトルが始まるのでした。好奇心で人斬りをしている似蔵に銀さんも苛立ちを覚えます。そして一閃、似蔵の脳裏に銀さんの腕が飛ぶイメージが浮かびます。斬ったと思った似蔵ですが、すでに初撃で似蔵の刀は銀さんによって折られていたのでした。いかに銀さんが卓越した実力の持ち主とはいえ、木刀で真剣を折るって・・・ホントに通販で買った木刀なのかよ。この作品最大の謎ですね(笑)。それにいくら神速の居合いの使い手だからって刀身がないんだから刀を鞘に収めた時に似蔵普通気づくだろって一応ツッコんでみる。とりあえず達人同士の戦いは銀さんに軍配が上がるのでした。
一方、賀兵衛は屋根の上に追い詰められていました。私の孫なのだから私に権利がある、とお房に勘七郎を渡すことを拒絶する賀兵衛。しかしそれは家を大切に思っているからであり、決して勘七郎を思っての行動ではない。それを勘七郎も赤子ながらに感じとっていたのでした。かつてお房に亡き勘太郎が語ってくれた赤ん坊の頃の記憶、それを聞いた賀兵衛は家を守ることばかりに気を取られ、失っていた気持ちを思い出すのでした。そしてお房は言います、おじいちゃんとしていつでも勘七郎に会いに来て下さい、と。長谷川さんの締め台詞カッコいいけどそのカッコで台無しだよ。さすがマダオオブマダオ(笑)。そして訪れた銀さんと勘七郎との別れ。全くの勘違いだったものの、二人で行動する姿はまさしく親子のようでした(容姿も似てたし)。
次回、タイトル長っ!!この長さでストレスが溜まるわ(笑)。女火消しのエピソードですか、期待しましょう。はやく紅桜編やらないかなー。