地獄少女二籠第26話「あいぞめ」の感想。「同じ事を繰り返してはならない」怨みの連鎖から拓真を救うため、閻魔あいが選んだ道。それは自らが人柱となること・・・。今回は誰に強要されたわけでもない、自らの意思でとった行動だったのでした。
今まで私たちには何も出来ないと傍観を決め込んでいたあいの思いがけない行動。かつて人間の自分勝手なエゴで殺され、それ以来地獄少女として長きにわたり人の怨みを見つめ続けてきたあいは人の愚かさもその犠牲となる人の悲しみも知っているはず。やはりどうしても見殺しには出来なかったということでしょうか。
まあ落としどころとしてはこれしかなかったのかなあ。あいは不憫ですが、この連鎖を止めるにはあいが消えるしかなかったのかもしれません。人の怨みを自らが抱え、犠牲になることで最後は人として消えてった気がしますね。きくりの正体は最後までよくわからなかったような・・・地獄の使いだったようですが、それだけではないような描写・行動が数多くありましたしねえ。
でも地獄少女が消えても人の怨みの連鎖が消えたわけではない。最後の描写を見る限り、まだ「地獄少女」は終わらないようですね。まあ拓真にも救いが訪れたようですし、とりあえずハッピーエンド(?)なのかも。
最後に総評。何だか前作以上に考えさせられる作品でした。復讐自体非常に理不尽なものですし、どちらが正しいかなんてことは誰にもわからないのかもしれません。拓真みたいに純粋にいけないことって言えたらいいのですけどね。現代社会が直面する問題に少しは警鐘を鳴らせたのではないでしょうか。ひょっとしたら第三期もあるかもしれませんけど、個人的にはこれで締めちゃったほうがいいような気がします。第三期があったらあったでたぶん見るとは思いますけど(笑)。有難う閻魔あい。願わくは彼女に安らぎがあらんことを・・・。
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地獄少女は見たことが無いので何も言えないんですけどね;
知ってることは、ワラ人形で殺して自分も地獄行きっていう事ぐらいですね
そうですねー地獄少女は結構好き嫌いが分かれる作品
だと思うので自分もあまり人には勧めないかもしれませんね。
けど作品とのフィーリングが合えば面白いとは思いますよ。
ただひたすらに暗いけど(笑)。