ながされて藍蘭島第１話

新アニメ第三弾、ながされて藍蘭島第１話「ながされて、天国！？」の感想。原作は未読ですが、結構面白いというか出ている女の子がカワイイのがものすごく気になったのでとりあえずレビューを書いてみようと思います。まあ究極のハーレムアニメですなー島にいる男は主人公の行人のみ、かつ男をよく知らないので女の子達は男に対する警戒心が全くないという破格のシチュエーション。そんな理想郷行ってみたいよホント（笑）。


主人公東方院行人は乗っていた船が嵐に遭い、その時海に放り出されてしまいます。成仏しろよって・・・ひでえな船員。船にも見捨てられた行人ですが、辛くもとある島に流れ着き、ヒロインすずの人工呼吸で命を取りとめたのでした。風船みたいに膨らむってカエルじゃないんだから。一体どんな肺活量だよ（笑）。


島のリーダー格のおばばの話からこの島はかつて遭難し流れ着いた人達が住んでいて、この島がどこに位置しているかはおばば達にもわからないとのこと。百三十年前ってことはおばばは少なくとも百五十歳近く・・・人間じゃないじゃん（笑）。ゆっくり傷を癒せといいつつ邪悪な笑みを浮かべるおばば。それには理由があるのでした。


あやね・りん・ゆきの・まち・ちかげと島の女の子達に次々と襲われる行人。女の子達の強引なアプローチに困惑（＆死にそうになる）する行人ですが、それもそのはず現在藍蘭島には女しかおらず、行人は島唯一の「一粒種」なのでした。それにしても深夜アニメにしても大胆な演出ですなあ、あやねのまでちゃんと揺らすとは芸が細かいことで（笑）。でもお年頃の主人公にとっては目に毒かも。あそこまで恥じらいがないと逆にこっちが恥ずかしくなってしまいますねえ（血も足りなくなるし）。


このままでは命がいくつあっても足りないと身の危険を感じた行人はボートで島の脱出を試みます。しかし島民が島から出れるものならとっくに出ているはず。それをしようとしないのにやっぱりちゃんとした理由があるわけで、案の定島の周囲にある激流の渦に阻まれ押し戻されてしまいます。


「どう頑張っても絶対に無理」というおばばの言葉に過剰に反応する行人。それは自分の器の大きさを決め付けた父と対立した過去からくるものでした。「無理」という言葉は下手をすれば存在そのものの全否定にも繋がりかねないので、自分も不用意にあまり使うべきではないと思います。人の可能性をその一言だけで片付けてしまうのはあまりにも短絡的すぎるし・・・。


しかし努力にも限界はあるわけで、結局脱出は出来ず、すずに助けられる行人。途中から目的が島の脱出じゃなくて渦の攻略に変わってたしなあ、それだけ頑張りを否定されることが行人にとってトラウマになっているのでしょう。船での島からの脱出は不可能と腹をくくった行人はすずから改めて藍蘭島の一員として歓迎を受けるのでした。


次回からは島の未来を担う「黒一点」として島民上げての行人争奪戦が始まるわけですか。どうなるか楽しみですね。まあちょっと内容的に感想を書きにくそうですけど（笑）。期待しましょう。