2007年03月10日

地獄少女二籠第21話

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地獄少女二籠第21話。人に騙され裏切られ、運命に翻弄された哀しき女の過去。そんな荒んだ生活の中、唯一の心の拠り所だった親友との数百年ぶりの再会、しかし・・・。今回は骨女の過去が描かれました。さすがに元人間なだけあって三人の中では一番生々しく辛い過去でしたね。男尊女卑が激しかったあの時代、遊郭の女性といえば社会の最底辺に位置する人達。彼女が生きた世界はまさに地獄といえるものだったことでしょう。では第21話「紙風船ふわり」の感想です。


今回の依頼者は来生洋子という女性。付き合っていた男性にお金を持ち逃げされトンズラされるという酷い目に遭いながらも彼に復縁を懇願する彼女。それもそのはず、彼女のお腹にはすでに彼との子どもが。その彼女にはさらに霊がとりついており、その霊の顔を見た骨女はハッとなるのでした。


今からはるか昔、若き日の骨女・つゆは薬屋の若旦那に見初められ、女中として住まわせてもらっていました。若旦那は自分にとても良くしてくれ、つゆもまたそんな若旦那に惹かれていくのでした。しかしそんなつゆの想いは若旦那の裏切りにより踏みにじられることとなります。若旦那は借金のカタにつゆを遊郭に売り飛ばし、去っていってしまいます。ただつゆは悔しさに打ち震えるのしかないのでした。それにしても酷い男ですね、あそこまで優しい言葉を掛けておきながら自分の利己的な理由で勝手に切り捨てる。自分だったら絶対人間不信に陥りますねえ。あと幼い感じのする若き日の骨女もなかなか・・・ご馳走様でした(笑)。


そんな辛い遊郭の生活の中、つゆは一条の光を見つけます。それは自分を姉のように慕ってくれる仕事仲間のきよ。つゆも彼女を妹のように可愛がり、彼女と笑い合う時間はかけがえの無いものでした。そしてきよの行く末を案じたつゆはなんとか彼女をこの仕事から抜けさせようと考え始めます。


お得意さんの鉄に頼み、きよを逃がそうと算段をつけたつゆでしたが、思いがけないきよの裏切りにより、店側にその企みはバレ、鉄とつゆは殺されてしまいます。度重なる裏切りにあったつゆはこのままでは死んでも死に切れないと同じような境遇の魂魄達と一体化、骨女として転生するのでした。


そして現代、洋子の懇願にも男は全く耳を貸さず、耐えかねた洋子はとうとう糸を引き、男は地獄に送られます。子どもまで作らせておきながら全く責任を取ろうとしない。欲しいのは誠意なのに・・・。こういう奴の地獄送りだったらいつでも大歓迎なんですけどねえ(笑)。


糸を引き、自分のしたことの重大さに耐えられず、自ら命を絶とうとしますが、それを骨女が止めます。本当はこういう行為ってしちゃいけないじゃなかったっけ?一目連も以前親子への介入を止められたし。やはり彼女の行動はきよがそう仕向けているからでしょうか。骨女が呼びかけると洋子に取り付いたきよが姿を現します。


骨女を裏切り死に追いやったきよもまた裏切られていました。人を裏切れば自分もまた誰かに裏切られる、ということでしょうかねえ。成仏出来ずこの世に留まったきよは自分と同じような境遇の女性にとり憑き、死に追いやってきたのでした。愛する人に裏切られたことのある骨女はきよの無念さが痛いほどわかります。自分はきよを怨んでいないことを告げ、きよに手を差し伸べようとする骨女ですが、骨女に対しての自分の罪を拭い去ることの出来ないきよはそのまま橋から身を投げ、姿を消してしまうのでした。


地獄送りから帰ってきたあいに参加しなかったことを詫びると、骨女はあいに今度よかったらきよを拾ってやって欲しいと頼みます。あい達と出会い、ようやく安らげる場所を手に入れた骨女。願わくばきよにも自分と同じような救いが差し伸べられることを祈りつつ・・・。


次回は以前悲惨な末路となった拓真少年のその後?またきくりが一枚かんでいるようですが・・・どうなるのか。次回に期待しましょう。
posted by へっぽこ二等兵 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(15) | 地獄少女二籠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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