すもももももも第20話。前回虎金井天々に毒を盛られ、あと一週間の命を宣告された考士。今回から虎金井兄弟とのバトルが始まるわけですが・・・天々対いろはの戦いは一話で収まりそうだからいいとして、ラスボス天我戦を一話でやってしまうのはいかがのものだろ。なんか不完全な終わり方になってしまうような予感がプンプンしてきました。では第20話「運命を共に」の感想です。
天々が考士に飲ませた毒薬はいろはの家に伝わる秘伝の毒だと判明したものの、どうやら配合比率を微妙に変えているらしく、いろはでは解毒薬は作れないとのこと。残る手立ては虎金井の本拠地に乗り込み、作った天々本人から聞き出すしかない。一週間後の決戦に備え、修行を決意するいろは達でしたが、考士は「バカバカしい」とすでに諦めモード。そんな不甲斐無い考士の口ぶりに半蔵は激怒、いろは達を連れて部屋を出て行ってしまうのでした。
しかしもも子だけは出ていきません。考士も自己嫌悪に陥りつつも、迫り来る死の恐怖からもも子に心無い言葉をぶつけます。しかしどんなに暴言を吐かれても、もも子は黙って聞いていたのでした。そして考士と同じ毒薬を飲み、最後まで考士と運命を共にする決意を見せるもも子。本当は一人ぼっちで死ぬのが怖かった。もも子の優しさに今まで抑えていた感情が一気に噴き出し、考士は泣き崩れるのでした。死が怖くない人間などいない、誰だって一人で死ぬのは嫌なはず。今の考士にとってもも子の行動と言葉は何よりの救いでしょうね。
翌日考士は半蔵達に謝り、改めて協力を願い出るのでした。そして各々が決意を胸に一週間後の決戦に向けて動き出します。事情をキミエから聞いた早苗もその一人。そして考士自身も奥義書を手にし、強くなる決意をするのですが・・・あまりにも簡潔すぎて逆に初心者に優しくない奥義書の内容はチンプンカンプン。ていうかあの内容じゃ最初の時点からビームが出るのが前提になってないか?そんななので技が身に付くはずも無く、決戦の日を迎えてしまうのでした。
そしてやって来た虎金井の総本山。そこでは天々達が試合の準備をして待ち構えていました。考士チームの先鋒は天下、義兄である天礼に挑みます。弟天智とタッグを組み、挑む天下でしたが相手はさすがは兄貴、負けてしまうのでした。すっかり興奮してしまった天礼はそのまま考士に襲い掛かろうとしますが、そのピンチにウマ仮面が颯爽と登場します。なんか恥ずかしいとかいいながらノリノリですねこの人(笑)。ちゃっかり馬まで用意しちゃってるし・・・。
そして始まったウマ仮面と天礼の戦い。最初こそ優勢に戦いを進めていたウマ仮面ですが、地力に勝る天礼に徐々に追い詰められていきます。やはりこの人の本領発揮は「脱いでから」ということで、キミエが仕掛けた細工が発動してどんどんコスチュームが剥がれていくのでした。羞恥心が力の源とはいえ、なんか戦いを重ねるにつれて、乙女として大切なものをどんどん失ってるような・・・ああ委員長哀れなり(笑)。羞恥心が頂点に達し、ついにリミットブレイクした早苗の究極奥義の前に天礼は粉砕され、見事ウマ仮面の勝利。愛する人の幸せを願い、ウマ仮面は去っていくのでした。何も添い遂げるだけが愛じゃない、見守る愛だってある。とはいえやっぱ可哀想ですけどね。ぜひ彼女には幸せになってもらいたいものですが・・・。
次回はいろはと天々、女同士の因縁対決。弱ったいろはもなかなか良さそうですね(笑)。残すところあと2話、次回も期待しましょう。