さあいよいよひぐらしアニメ最終章罪滅し編。正ヒロイン竜宮レナによる一世一代の頑張り物語の幕開けですね。今回明かされたレナの複雑な家庭事情、でもちょっと断片的すぎて感情移入しにくい感じがします。もうちょっと時間を割いて欲しかった。まあ梨花ちゃんのあの衣装が見れたのでもうどうでもいいですけどね(笑)。第22話 「罪滅し編 其の壱 幸せ」の感想です。
少女は今の幸せを守りたいだけだった・・・。ゆえに許せなかった、幸せを壊そうとする者たちを。ダム建設跡地のゴミ捨て場でレナは圭一達の前で語り始めます。幸せを守るため奔走した一人の少女の哀しい頑張り物語を・・・。
時間は過去に戻り、いつもの部活時間。今日は水鉄砲でのバトル。激闘の末残った戦士は圭一とレナの意外な二人でした。いつもとはちょっと違い、マジモードのレナ。アニメではレナパンがないので案外おとなしめなんですよねえ。二人の実力はほぼ互角で結局勝負はお預けになります。でもここまでマジにやれる部活メンバーが羨ましい。いいなあ・・・。あと沙都子の発育の良さには脱帽です。イリーがメイドにしたがるのもうなづける(笑)。レナの笑い方ってやっぱり「かなかな」なんですね。
敗者にはお馴染みの罰ゲームが。今回はエンジェルモートの全面協力の下、コスプレウェイトレスの刑です。・・・ダーッ!!!言葉は要らぬ、あるのはただ喜びのみ。レナも分身するほどの喜びよう。監督もついにその本性をむき出しにし、メイド伝道師イリーが降臨します。
そんな時店にやってきた一人の女性・・・間宮リナ。リナはレナと接点がある様子。レナは圭一と別れた後、ダム跡地の廃バスの中でふと過去のことを思い出すのでした。浮気して他の男との子を身ごもった母。父と母は離婚し母の身勝手な行為に反発したレナは父と暮らすことを選びます。実際母親のしたことは許しがたいことですし、レナが母親に嫌悪感を抱くのもわかります。こういう時子どもは無力ですよね・・・どちらも好きだから一緒にいてほしいとどんなに願ってもまず叶うことはない。離れてしまった心を戻すことは容易ではないですから仕方のないことなのかもしれませんが・・・。
リナと付き合いだしてから少しずつ変わってきた父。離婚以来沈んでいた父が明るくなったのはとても嬉しいこと、でも・・・。翌日父に頼まれたおつかいの途中で興宮の喫茶店に入ったレナ。そこで驚愕の事実を知ることになるのです。それは間宮リナの正体。彼女は最初から金目当てで父に近づいていたのでした。レナが築き上げてきた幸せが軋む。レナの心の中は怒りでいっぱいになっていきます。
「幸せ」に固執するレナ。彼女は一度不幸のどん底を味わっているからなおのことなんでしょうね。誰だって今の幸せを守りたいものなあ。頑張り物語二話目にも期待です。最後のシナリオが有終の美を飾れることを祈ってます。