雪野五月祭只今大開催中。ひぐらし共演者の他のメンバーの皆さんが「雪野さんはすごい」と言っていましたが確かにそうかもしれませんね。もう詩音を止められるものはいないのか。第20話「目明し編 其の伍 冷たい手」の感想です。
圭一との電話で詩音があおるだけあおったせいで混乱してしまった圭一。詩音視点だとやはり圭一に罪はないですよねえ。そして詩音は捕らえた村長に拷問&事情聴取。公由村長によると自分は関与しておらず、よくわからないが園崎本家の指示があったのかもしれないとのこと。しかし何故死体が見つからないのか?それを考えていると詩音はあることに気づきます。それは地価祭具殿の隠し井戸・・・そこで詩音は悟史の幻影を見るのでした。
もし現場に居合わせたなら絶対庇っていたという魅音に対し、詩音はそんなの嘘だ、と狂ったように絶叫します。もはや双子の魅音の言葉さえも信じることが出来ない詩音・・・哀しいですね。公由村長は実行犯については何も知らなかった。ではもう一つの御三家である古手家はどうだろうということで詩音は現頭首である梨花を問い詰めることにします。
しかし梨花も富竹達の死については知っていたものの、実行犯については何も知らないようです。加えて富竹達と一緒に祭具殿に入った圭一達については反省しているのであれば許してあげればいいと彼らを擁護する梨花。しかし実行犯のシッポを掴みたい詩音にとっては祟りは起ってもらわなければなりません。詩音は激昂し、梨花の擁護を甘いと非難するのでした。激しく追及され涙ぐむ梨花に詩音は前原圭一の処理は古手家に頼むと言い放ちます。もしこれで圭一に何かあれば梨花の関与が確定します。その時は・・・。もう詩音相手が子どもとかそういう事は関係ないのですね。悟史を殺したことに関与した者は全て断罪しなくてはならないということなんでしょうね。まさに復讐鬼と化してるなあ。
その夜、醤油を分けてもらいに梨花ちゃんが園崎邸に訪ねてきます。しかし梨花の様子が急変し、詩音に襲い掛かってきます。しかし急襲を掛けたとはいえ、体格差は如何ともし難く逆に詩音に追い込まれてしまうのでした。注射器を詩音に奪われ、注射されてしまう梨花。勝敗はすでに決し、梨花は朦朧とする意識の中で捕まり拷問されるぐらいならと自ら包丁を首に突き立て自害の道を選びます。その壮絶な最後を見て、詩音は勝ったと狂喜するのでした。でも死体を鼻歌まじりに片付ける詩音はやっぱり人の心をうしなってるとしか・・・。そんな時帰りの遅い梨花を心配して沙都子が電話してきます。詩音にとって沙都子もまた悟史を苦しめた張本人であり断罪すべき存在、ならば沙都子も・・・。詩音の復讐劇はまだまだ続くのでした。
いやあすごい。どんどん暴走してきますねえ。一人殺したら何人殺すも同じといいますが・・・想いの暴走というのは恐ろしいものがありますね。いよいよ目明し編もクライマックス、この哀しい惨劇に救いはあるのか。次回に期待です。