ゼロの使い魔第５話

「土くれのフーケ」の登場により、ついに動き始めた物語。トリステイン王国の王女アンリエッタも初登場、これからどう物語に絡んでくるのか楽しみです。でも賊の侵入に気づいたのが、ルイズと才人だけってのも魔法学院なのにちょっと情けないものがあるなあ。第５話「トリステインの姫君」の感想です。


もうすぐ行われる使い魔の品評会に向け、ルイズは才人に作法を仕込もうとしていました。しかし才人はやはり平民、うまく身に付かずルイズは頭を抱えます。悩むルイズにそれなら、と才人は自らが最も得意とする「パンツ洗い」の披露を提案。しかし当然即座に却下、哀れ才人はムチ打ちの刑になるのでした。パンツ洗いって・・・本気で言ってたらすごいですけどね。


ギーシュとの決闘で見せたあの剣技を披露しようとルイズは考えますが、あれ以来剣はからっきしでモット伯の時もまともに振ることすら出来なかった才人。しかしそれが逆に幸いしたようですが。それでも平民が貴族に楯突いたのは事実、エロ本の力（笑）である程度相殺したとはいえルイズに何らかのお叱りがあってもおかしくはないはず。お咎め無しの処置にルイズは疑問を感じます。


才人は剣の練習に励みますが、やっぱりダメダメ。そしてそこに話しかけてきたシエスタに前回のキスの一件からドキドキな才人。シエスタによれば品評会にはトリステイン王国の王女アンリエッタも来賓として訪れるとのこと。それゆえか皆の準備にも力が入っているようです。


そして品評会の前日、学院にやって来る王女アンリエッタ。しかし彼女がここに来たもう一つの理由、それは幼馴染のルイズに再会する為でした。幼少の頃、ルイズはアンリエッタの遊び相手として召されたことがあり、二人は強い絆で結ばれた親友同士だったのです。その時結んだ二人の約束、それをアンリエッタは忘れていませんでした。モット伯との一件の収拾に尽力してくれたのも彼女だったというわけです。しかし王が亡くなり、彼女はいまや王国の象徴的存在。昔のようにはいきません。しかし王族という閉鎖された世界に生きるアンリエッタにとって心を通わせたルイズの存在はかけがえの無いものであり、使い魔の才人にも普通に接してほしいと寛大な態度をみせます。ケンカするルイズと才人の姿を見て、寂しげな表情を見せるアンリエッタ。いずれ王位を継ぐであろう彼女がどう願っても得られないもの、それが「自由」でしょうからねえ。王族をやめたいという人の気持ちもわからなくはないです。


そして品評会当日、散々な結果に終わったルイズと才人。催しの隙をついてフーケが学園に侵入、ゴーレムを呼び出します。その現場に偶然にも二人は出くわしてしまうのでした。捕まってしまう才人、ルイズは彼を救うため魔法で応戦しようとします。その魔法は失敗に終わりますが、不思議なことにゴーレムをもってしても破ることの出来なかった宝物庫の結界に亀裂が。チャンスとみたフーケは「破壊の杖」を奪うとそのまま逃走してしまいます。でもメイジってことは貴族ってことですよね？なぜ高貴な身分に関わらず、彼女はそんなことをするのでしょうか。平民だったらわかる気もするんですけどね。王女の目の前で行われた悪行。ルイズは微妙な立場に立たされているアンリエッタの立場の悪化を懸念し、その身を案じるのでした。


次回はいよいよ土くれのフーケの正体が明かされるようです。まああの人で確定なんでしょうけど。ルイズの力も気になりだし始めましたし、これから面白くなってくる予感。次回も期待ですね！

Comments

ルイズがムチペンペンで追いかけるシーンに
この曲は似合いますか？

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3584209
(5：23から)

Posted by 鳴海みぐJr. at 2008年09月02日 10:32