播磨〜八雲ラインから播磨〜愛理ラインへと方向変換の今回のお話。でも播磨にとったら不幸なだけのお話なんですよねえ。個人的にお嬢は好きなキャラなので嬉しいですけど。それにしても美琴はいい子ですね、このメインキャラの中では一番常識人な彼女。ひょっとしたら主要メンバーの中ではその母のような寛大さも含め、一番なくてはならない存在なのかもしれません。第16話「誰にも縛られたくない〜 もう学校や家には帰りたくない〜 暗い夜の帳の中で〜」の感想です。
アバンは絃子・葉子コンビのスキー旅行のその頃。その魅力ゆえか絃子が滑るところでは自然と人が集まります。そこに絃子先生は私のもの、みたいな葉子先生のレズっぽい発言。やっぱりこの二人そういう関係なのか(笑)。そこへ何故か雪だるまの着ぐるみを身に纏った烏丸登場。高野晶と烏丸大路、この二人はスクランのミステリーキャラだからなあ。
天満に勘違いされ、塚本家を追い出されてしまった播磨。仮にも女の子の家に泊めて貰ってるんだから不用意な行動は慎むべきでしょう。部屋に勝手に入ったら天満じゃなくても誤解しますよ。冬の寒空の中、家なき子になってしまった播磨。巷はクリスマス、本当なら愛しの天満との楽しい一時を過ごしているはずでした。しかし・・・実際は播磨にとって痛烈な現実を突きつけます。しかし捨てられた子犬のような播磨の前に女神が現れます。
泊まるところの無い播磨を不憫に思った美琴は播磨に寝床を用意してくれるのでした。その美琴の優しさに素直に感謝する播磨、しかし播磨の訪れるところこの人ありと言わんばかりに美琴の家には同じく泊まりに来た愛理の姿が。ハゲもグラサンもないからかお嬢は播磨だと気づかないようです。お嬢と関わってあまりいいことが無い播磨は従業員に成りすまし、その場を乗り切ろうとしますが、美琴の策略によって接触を余儀なくされることに。播磨と知らない愛理は播磨の男らしさやさりげない優しさに触れ、その存在に興味を抱き始めます。
極めつけが風呂場での遭遇。普通衣服とかで気づくと思うのですが・・・。それだけ愛理が弱っているということなのでしょうね。播磨に迫り来る死の予感、そこでも美琴の寛大さに救われるのでした。美琴のフォローとタオルの泡のお陰で播磨のことがバレることだけは回避に成功します。しかし美琴の名誉は傷つけられましたが(笑)。美琴は風呂場で愛理が言っていたお見合い話が気に掛かります。帰ってくると言ってはいたものの、愛理の陰りを直感で感じ取った美琴。
案の定、沢近家の執事ナカムラが愛理を探して周防邸にやって来ます。愛理は諦めた様子で家を出て行こうとしますが、納得のいかない美琴が業務命令で播磨に愛理を連れて逃げるように命じます。二人は借りたバイクに跨り、夜の世界へと消えていくのでした・・・。
Dパートは吉田山の受難。マサルは性別の区別がつかないんでしょうかね。吉田山・・・哀れとしかいいようがありません。播磨の意志とは関係無しに最高に盛り上がる展開。今回のお嬢もよかったですが、次回のお嬢はこんなものではない!!次回も期待です。