ひぐらしのなく頃に第１４話

暇潰し編第１話。新キャラ赤坂衛と裏梨花初登場の回でした。あっあと御三家頭首である村長さんとおりょうばあさんも初登場か。赤坂は原作より優男度がアップしていましたね。それにしても園崎家の偉大さを見せ付けられた今回。いくら裏の世界にも繋がりがあるとはいえ、国家機密ともいえる情報を掴んでいるとは・・・すごいなぁ。では第１４話「暇潰し編 其の壱 ヒナミザワ」の感想です。


警視庁公安部所属の新米捜査官赤坂衛。彼は新米でありながら人手不足という事情から一人で、ある小さな村に派遣されたのでした。現地の案内役として大石というベテラン刑事を紹介され、雛見沢村を車で案内してもらうことに。赤坂の目的は先日何者かに誘拐された大臣の孫捜索のための極秘調査。流石に大石はベテランの勘で大臣絡みだということを感づいているようで、その詳細を聞きたがります。しかしそれは極秘事項、赤坂ははぐらかそうとしますが、情報屋を紹介してもらえるという条件に乗ってみることにします。まあいくら秘密でも本当のこと言わないと教えてくれない事だってありますしねえ。


そして赤坂は内部からも探ってみようと、観光者を装って村人に雛見沢を案内してもらえることになりました。そこで出会った一人の少女、名は古手梨花。彼女は御三家の一つ古手家の一人娘だったのでした。彼女は面白そうと感じたのか彼女も案内に付いて来ることになりました。調査のためとはいえ各所を回るうち、雛見沢の自然に感銘を受ける赤坂。最後はとっておきの場所に連れてってくれると言い、車は鬼ヶ淵死守同盟の本部が置かれている古手神社へと向かいます。


辺りにはダム建設反対などの文言が書かれた立て看板やプラカードが置かれ、物々しい雰囲気を醸し出していました。赤坂はこういう暴力手段に訴え出るのは民主主義のやり方に反すると村の方針を非難。自分の理念を持つことはいいことですけど、ここは敵陣なんですからそういう発言はどうかと思いますなあ。赤坂の言うことは確かに正論。しかしこんな小さな村が国の方針に逆らうということがどんな厳しいことかわかって言ってるのでしょうか？何の権力も持たない村人が最後に出来ることっていったらこういうことしかないのも事実ではあるわけで。私達はここでしか生きられない・・・梨花ちゃんが言った一言に村人全ての思いが集約されていたように感じました。


梨花ちゃんに連れられて、境内で一番景色いい場所にやって来た赤坂。そこで梨花はダム計画はもうすぐなくなると予言じみた発言をします。赤坂はその理由を聞きますが、梨花ちゃんはもうこれは決まっていることなのですと繰り返すだけ。赤坂がもっと深く突っ込もうとすると、梨花の態度が豹変します。

「・・・赤坂東京へ帰れ。あなたはとっとと東京に帰ったほうがいい。でないとひどく後悔することになる・・・」

「後悔・・・？」

「警告はした。後はあなた次第・・・」

今までそこにいた年相応の少女の姿はそこにはなく、まるで別の何者かが乗り移ったかのような梨花の豹変振りに驚愕する赤坂。その「何者か」は脅迫ともとれる言葉を残し、梨花の中から消えていきます。でも裏梨花に変わる時の演出ちょっと大げさかも。突風が巻き起こるってなんてベタな（笑）。梨花はいつもの可愛い少女へと戻っていました。今のは何だったのか・・・。


先日の大石の紹介で情報屋のサトさんという人物から話を聞きます。それで知った驚愕の事実。秘密裏に進められている大臣の孫誘拐の事案がすでに園崎家には漏れているというのです。そしてその捜査のために公安から新米捜査官が派遣されているということも。いくら村の名士で方々に影響力を持つとはいえ、そんな詳細情報を知り得るはずがない。となると園崎家が孫誘拐に関わっている可能性が非常に高くなります。親族会議・・・なんか悪の秘密結社みたいだ（笑）。魅音のお父さんの「ほっかほかのふっかふか」という言葉には笑っていいんだか怖がったらいいんだか。


翌日大石から電話が。高津戸という廃村地区で見つかった孫の持ち物と思しき落し物。赤坂は大石に頼んでそこへ連れて行ってもらうことになったところで今回は終了。


うーんこんなもんでしょう。今回は目立ったシーン飛ばしもありませんでしたし、サイドストーリーとしてはまずまずな感じ。暇潰し編は２話編成かな？物語の進み具合とかみると２話完結っぽいですけどね。話の性質上、淡々と進んでいく感じもたまにいいですね、まさに「暇潰し」なストーリー（やってる内容はかなり重要なのですが）。次回も期待しましょう。