ひぐらしのなく頃に第８話

レナがかっこよすぎです。大石や魅音が舌を巻くほどの毅然としたあの対応は素晴らしいですね！魅音も強気キャラですがあの人は意外と逆境に弱いようなので、表のひぐらし最強ヒロインはレナでキマリだッッ！！（真・ヒロインは後述）今回は魅音が狂気じみてて怖かったです（あの詩音の絶叫も）。鬼ねえ・・・なんか自分の行為を責任転嫁してるだけのような気もしますけどね。では第８話「綿流し編 其の四 願い」の感想です。


詩音の電話を受けて、ますます恐怖を覚えた圭一はしばらく学校を休むことをレナに告げます。レナは了承し、持ってきた回覧板を手渡すと気落ちしている圭一を励まします。レナは圭一達が祭具殿に忍び込んだことを知っていました。そしてレナは圭一の頬を叩きます。それは圭一を責める為ではなく、誰かが圭一を叱ってあげなければならない、そう思ったからでした。あの時すぐに自分の罪を認め、魅音に謝罪していればこんなことにはならなかったかもしれない。圭一は臆病だった自分を悔やみます。レナは大人だなあ・・・叱り方まで心得ていますし。


落としてしまった回覧板を拾う圭一。すると一枚のプリントに目が留まります。それは園崎家で醤油のおすそ分けをしているという内容のプリントでした。圭一の頭の中で、バラバラだったジグソーパズルのピースが一気に組みあがります。レナは一足早くその結論にたっしていたようでしたが、それは魅音が犯人であると言っているのと同じ。はっきりと言ってしまうのには躊躇いがあったのでしょう。圭一は魅音に会いに園崎邸に行くことを決意します。


するとタイミング良すぎに大石が圭一の家にやって来ます。圭一とレナは事の詳細を大石に話すことにします。レナは大石が何を考えているか察しているようで、ずっと大石を睨んでいました。レナは大石が圭一をオトリに使おうとしていることを看破し、恥知らずと大石を非難します。老獪な大石に対し、一歩も退くことのないその毅然とした態度には感服しますね〜。レナ姐さん一生ついていきます（笑）。大石も酷いな・・・ふつう民間人をオトリになんか使うか？土下座して頼むくらいしろよ。といえ警察も大義名分がなければ表立って動くことが出来ないのも事実、大石の思惑に乗るのは不本意ながら今はそれしか手がないようでした。


圭一とレナは園崎邸へと向かいます。魅音も二人が来るのを察していたのか、二人を応接間に通します。圭一は今更ながらとは思いながらも、自分の犯した罪を魅音に打ち明け、土下座して謝罪します。しかしどこかふざけている様に見える魅音の態度に異を唱えるレナ。名探偵レナは独自の推理を展開し、魅音が犯人としか考えられない事実を突きつけます。魅音は狼狽する素振りを一瞬見せるも、観念したのか急に笑い出し、自分の髪を掻き毟り悔しそうにします。そして改まった態度になり、こう言うのでした。

「初めまして。ご挨拶申し上げます。園崎本家頭首跡継ぎ、魅音で御座います」

そして真剣な面持ちで、雛見沢もとい鬼ヶ淵村の歴史を語り出す魅音。かつての鬼ヶ淵村のあるべき姿を取り戻すため、園崎家を始めとする御三家はその手を血で染めてきたとのこと。この五年の連続事件は全て御三家が関わっており、園崎家が主導してやってきたと告白します。そして鬼の末裔とされる自分には鬼が宿っており、鬼の心が今回の惨劇を引き起こしたと魅音は言います。レナは圭一だけは救ったとまだ魅音の中には魅音の意思が存在していることを指摘し、魅音に自首を勧めます。逃げ場はもう無いことを悟り、軽く笑い飛ばした魅音は最後に３０分だけ圭一と話をさせて欲しいとレナに頼みます。


園崎邸の庭を歩きながら、魅音は圭一に詩音がまだ生きていることを打ち明け、園崎家地下の拷問室へと圭一を連れて行きます。そこには祭具殿にあったのと同じように所狭しと拷問器具が置かれていました。現代でも儀式が行えるように園崎家が秘密裏につくったとのこと。ふと思ったのですがアイアンメイデンは西欧の拷問器具じゃないの？？あんなもんどうやって仕入れたのでしょうか。ギロチンとかならまだわかるけどねぇ・・・。奥に行くと詩音が牢屋に閉じ込められていました。圭一の姿を見て、圭ちゃん圭ちゃんと名前を何回も呼び、喜ぶ詩音。しかし背後に魅音の姿を確認した途端に詩音は絶叫します。おそらく詩音は村長、沙都子、梨花ちゃんと三人が死体となるところを見せられているのでしょう。それは発狂してもおかしくないほどの凄絶な光景だったことは想像に難くありません。そして圭ちゃんもまた魅音に殺される・・・。

「私が憎いなら早く私を殺してよぉぉッッ！！早く殺してえええ！！！」

狂ったように泣き叫ぶ詩音、先程までとは人が変わったかのような魅音が石を圭一の背後から叩きつけます。拷問器具に繋がれる圭一、そして詩音に当てつけかのようにこう言い放ちます。

「聞こえるかい詩音んんん！！これから始めるよ！！圭ちゃんの悲鳴をたっぷりと楽しみなあああ！！！」

気づいた圭一はこんなのが魅音であるはずがない、お前は鬼だと魅音に言い放ちます。そして魅音は自分の中の鬼が暴走したのはゲーム大会の時、圭一が魅音に人形を渡さなかったからだと言います。確かに原因の一つだとは思いますが、人形渡さなかったくらいでこんな惨劇引き起こされても堪らないですけどね。


圭一は観念したのか、自分を殺すかわりに詩音の助命、そしてそれが終わったらその体を「魅音」に返してやれ、と訴えます。ついでに俺も殺すなと冗談まじりに言う圭一。魅音の中に残っている人の心が訴えたのでしょうか、最初の二つの願いは無理だが最後の願いは叶えてもいいと魅音。最後まで魅音を信じる圭一に、涙をこぼして魅音を穢したことを謝ると魅音をスタンガンで圭一を気絶させます。


事件はひとまず終結、圭一と詩音は救出され魅音は行方不明、三人の遺体も見つからずまま。全快した圭一は雛見沢を去ることに。それを聞き、哀しい表情を見せるレナ。レナはつらいですよね・・・。夜、窓に小石をぶつける音に気づき、外を見るとそこには魅音が立っていました。奇怪な素振りを見せる魅音を心配して近づいたその時、魅音は圭一の腹部をナイフで貫きます。

「間に合ったあああ！！！出来た、全部出来た！！あたしが殺したいヤツはこれで全員んん！！！」

狂ったように狂喜する魅音。そしてもう一人の生き残りである詩音もマンションから謎の転落死。圭一はなんとか一命を取りとめ、その病室に大石が訪ねてきました。大石によれば三人の遺体が見つかったのだが、それともう一人。なんと魅音の死体が見つかったとのことで死んだのは事件があった当日だというではありませんか。そして綿流しの晩に死んだ鷹野もまた亡くなったのはその前日だというのです。死んだはずの人間が死後も存在していた。その事実に驚きを隠せない圭一。大石が帰った後、ベッドの下から血塗れの魅音の幽霊？が現れ、笑いながら五寸釘を打ちつける魅音・・・。ここは漫画版のほうが怖いなぁ。もっと震え上がりたい人は綿流し編の漫画を読むことをお勧めします。めちゃ怖いですよ・・・。次回から祟殺し編、自分の中では一番好きなエピソードなので楽しみです。沙都子萌えなので（笑）。


で最後に綿流し編の感想を。ネタバレを含むので読みたくない人は読まないほうがいいです。


ううーん。展開が光速ですね、ホント。梨花ちゃんが持ってた注射器のことにも触れたほうが良かった気がします。推理の重要な要素だと自分は思うんですが。人形の件が何でそんなに重要なのかがよくわかんないんですよ。詩音が魅音に取って代われる状況をつくり、結果詩音の暴走が起こってしまった・・・ということなんでしょうか？アニメだけでは全体の把握は不可能ですね、こりゃあ。綿流し編、目明かし編だけ見ると詩音は殺人鬼なのですが同時に一番哀れな人物といえます（圭一以上かも）。哀しい女よ、誰よりも愛深きゆえに・・・（笑）。次回は祟殺し編だあああ！！！全国三千万のにーにー、ねーねーが待ちに待ったシナリオですよ！！！Ｋ最強伝説のエピソードは果たしてあるのだろうか・・・？これをカットしたら「ひぐらし」じゃないとまでいっても過言でもないものなのであると信じたい！！今から楽しみですよ、このシナリオの圭一は大好きだ！！