5位:かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜
かしましのレビューのときもちょっと触れましたが、自分はこういう恋愛模様が主軸の作品ははっきりいって苦手なのです。ですがそんな苦手分野としては久々に真剣に見ることが出来た作品だったと思います。はずむへの想いから後半壊れていくやす菜ととまりの姿には見てる側も心配になったものでした。しかしテレビ版ではやす菜エンド、DVDのスペシャル版ではとまりエンドといったどちらのファンにも花を持たせたような結末はどうかなと思いましたが・・・。話の内容やテレビ版ラストの「あのね商法」も含めていろいろ衝撃の多かった作品でしたね。
4位:N・H・Kにようこそ!
これもすごい作品でした。自分も一歩間違えたら他人事ではないだけに、笑えないような展開も多々ありましたが、それだけに考えさせられた作品です。作画は一部を除いてハイクオリティ、中でも第一期エンディングの「踊る赤ちゃん人間」は何度リプレイして見ましたね。ああならないようにという自戒の思いを含めての第4位でした。
3位:ウィッチブレイド
4位に続きこれもゴンゾ作品。これも絵が綺麗だったなあ。後半の急展開には本当に驚いたものです。最終回もよかったですが、個人的には21話で「こんな力誰も望んでないのに」とウィッチブレイドを破壊しようとする雅音の姿には思わず目が潤んでしまいました。わが子を命がけで守ろうとする母の想いが各所に感じられた作品でしたね。
2位:涼宮ハルヒの憂鬱
今年最高のアニメとも評されるこの作品。自分は途中から入ったのですが、すぐにハマってしまいました。この成功は製作スタッフ・キャスト陣の努力の賜物だと思います。他のアニメの作画崩壊が叫ばれた今年、最初から最後まで安定した作画を提供し続けたのはまさに快挙といえるでしょう。他のアニメ製作の皆さんもハルヒスタッフを見習って欲しいものです。
1位:地獄少女
アニメのヒットを受け、ドラマ化までした地獄少女が第1位です。OP・EDともに名曲、話の内容にはいろいろ考えさせられたまさにパーフェクトな作品でした。この作品のよかった所はありがちな勧善懲悪ではなく、流した者の苦悩を描くことで人が怨むということがいかに悲しいものであるかと訴えたところにあると思います。閻魔あい役の能登さんはウィッチブレイドの雅音役で新境地を開いたのも含め、今年最も活躍した声優さんの一人といえますねー。
無理やり順位をつければこうなりましたが、今年は全体的に甲乙付け難い作品が多かったように思います。来年も豊作に恵まれるといいのですがねえ。